英語圏で聞かれて日本人が一番困惑してしまうネイティブのフレーズ第一位と言ってもいいのがこの
“What’s up?”
という質問ではないでしょうか?
アメリカ・カナダの若者(特に男性)の間では一番使われる挨拶になります。
日本語にはこういった挨拶表現はありませんし、急に答えなければいけないとテンパってしまいますよね…
僕もこう返すのが普通なんだろう…と分かっていてもしばらく上手くスムーズに返すことができませんでした。
実際に聞かれてもスムーズなコミュニケーションが取れるように、今回は”What’s up?”のニュアンスと、よく使われる答え方を紹介します!
ネイティブが使う”What’s up?”のニュアンスは?
この表現は大きく3つの意味があります。
①人に会った時のあいさつ
このフレーズが使われるのは「人に会った時のあいさつ」です。
これはカジュアルな表現なので、先生や会社の人に使うのは避けましょう。
友達のような関係の人に対しては使っても良いですが、上下関係や間柄を間違えないようにすることには気を付けたほうが良いです。
日本語に訳すとしたら、
「よぉ!」
が一番近い表現かなと思います。
この場合の返事の仕方
この時の返事の仕方は
- Not much / Nothing much
- Hi / Hey
- What’s up?
というのが一般的なものになります。
質問なのにそれに答えなくていいのか、と思うと思いますが、「Hi / Hey」や「What’s up?」のようにただの挨拶で返したり、そのまま繰り返すものよく使われます。
②元気がない時など、何かあったように見えるとき
また、友達の具合が悪そうだったり、すごく機嫌がよく見えるときに「なんかあった?」と聞くことありますよね。
そんな時も“What’s up?”と聞かれます。
この場合の返事の仕方
この場合は、普通に何があったのかを聞かれているので、そのままあったことを話すと自然です。
例えば、
A: Yo, what’s up? (なぁ、なんかあったの?)
B: Bro… I failed a test.(あのさ…テスト落ちたんだよね)
という感じで答えればOKです。
③ジョーク・からかってきている場合
文法的通りに考えると、”What’s up?” = 上に何がある?
ということなので、①や②のように挨拶や状況を聞いているかのように見せかけて、「上に何があるか聞いてるんだけど」というジョークを言ってくる人もいます。
挨拶として返したり、状況を話しても何度も”No, What’s UP?”と聞いてきたら、「あぁ、ジョークで上に何があるか聞いてるのね」と思いましょう。
この場合の返事の仕方
この場合はいろいろな返事ができるかと思いますが
- The sky
- What’s down then?
- You are so funny.
などを聞くことが多いです。
The skyは、空は上にあるということで、質問の通り何が上にあるかを答える場合。
What’s down then?は、上に何があるかを聞かれたため、「じゃあ下には何があるって?」と逆に返す場合。
You are so funny.は「お前まじで面白いわ(棒)」という感じで、挑発的な返しになります。
あまりフレンドリーな返しではないため、例として挙げてるだけで、あまり使うことはおすすめしませんが…
まとめ
ということで、今回は「”What’s up?”って聞かれたときはどうやって答えたらいいのか。」についてまとめてみました。
アメリカ・カナダの若者の間では頻繁に使われるフレーズになりますので、こんな感じで使うんだなというニュアンスが伝わっていれば幸いです。
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