すごいタイトルになっていますが、僕の実体験です。
僕が高校生の時に学校で献血をする人を募集していたことがあって、友達と「やってみよっか」程度のノリでやってみることにしたんです。
その時のトラウマ的出来事です。
初めての献血体験
僕にとってこの時が初めての献血でした。
高校生活を送っていたある日、友達に
「今日献血ができるらしいよ。一緒にやってみる?」
と聞かれて、やったことないし誰かのためになるなら一度そういう経験するのも良いかも、くらいのノリでやってみることにしました。
とはいっても、自分の血液を取られると想像すると心臓バクバク…
その日も睡眠不足だった気がしないでもないような。
それが問題だったのでしょうか…?
目の前が白くなって全身が硬直
心臓がバクバクの中、背もたれ付きのイスに座って、針みたいなのを刺されました。
それをたどって流れていく自分の血液。
「おぉ、凄いな流れていってる。どのくらい血液失ったら大変なことになるのかな。」
などと考えていたのですが、それからしばらくたってから、なんとなく頭がボケーっとしてきました。
最初は「眠くなってきたのかな?」程度でしたが、気づいたころには、
「ん、目の前が白くなってきたぞ。まずい気がする。」
といった感覚に。
そして、全身が硬直して自分では動かせなくなっているのに気づきました。
感覚としては、自分の意識と関係なく、全身に全力で力が入っている感じ。なので、力を抜くこともできませんでした。
この時点でパニックですね。
全身がつって激痛が…
目の前は白くなって意識はもうろうとしてるし、全身には無意識に全力で力が入っているし…
これだけでも普通じゃないのは分かると思うのですが、
ここからが辛かった(笑)
全身に力がずっと入っているからか、全身がつったんですね。
皆さんも、わき腹がつったり、足がつったことありますよね。
それが全身で起こった。
想像すれば分かる通りの激痛です(泣)
でも、自分で意識的に力を入れてるわけでもないので、力を抜こうと思っても自分のコントロール外で、どうしようもできない。
激痛だけど、体を自分で動かせないから感覚的には傍観者みたいな。
友達には石みたいに硬くて死ぬかと思ったと言われた
そのあと、自分でやばいと言えたのか、ナースの人が気づいてくれたのかは忘れましたが、
途中で中断になり、しばらくすると意識も戻ってきて視界に色が戻り、
全身の力も普通通りに抜けていきました。
硬直は自分だけが感じていた感覚なのかと思っていましたが、友達に
「体が石みたいに硬くなっていて、死ぬかと思った。」
と言われたので、実際に体がものすごく硬直していたんですね。
怖いですね。
献血の前はしっかりと睡眠をとって、食事・水分をとりましょう。と言われますが、これは必ずすることをお勧めします。
それが原因で起こったかと言われれば、たぶんそうではなく、自分の緊張感によるものな気がしていますが、準備をしっかりすることでマイナスはありません。
これは血管迷走神経反応と呼ばれるもの
僕に起こったことは「血管迷走神経反応」と呼ばれるもののようです。
正式名称を「血管迷走神経反応(Vaso Vagal Reaction 略してVVR)」といいます。
針を刺すこと(今から針を刺されるという不安も)をきっかけとして、迷走神経が刺激され、脈が遅くなり末梢血管の緊張が緩んで血圧が低下する副作用で、献血者の約1%に起こります。血圧低下、徐脈、気分不良、吐き気、失神といった症状があり、不安や緊張、睡眠不足や空腹などが誘引となって起こることがあります。
(引用:日本赤十字社 https://www.bs.jrc.or.jp/csk/hiroshima/2017/12/vvr.html)
これを見ると僕の反応はかなり強いものだったのかもしれません。
失神の直前まで言っていたと思うので…
献血者の約1%に起こるというのを考えると、まあまあな数の人が経験しますね。
「不安や緊張、睡眠不足や空腹」すべて当てはまっていました(笑)
まとめ
献血は誰かのためになるからと言っても、人によってはこのような危険な状態になることもあるという事は知っておくほうが良いと思いました。
99%の人は問題ないみたいですし、献血によって誰かの助けになるはずなのであまりネガティブなことは言いたくはないのですが、
僕みたいな体質の人はこういった状況になる可能性もあるという事を伝えたくて今回は僕の体験談を書いてみました。
僕はきっと一生献血できませんね(汗)
1回目であれほど不安になってしまったということは、2回目にはこのトラウマ的経験を思い出すでしょうから、
もっと不安になると思いますし。
とりあえず、献血をする前は万全な体調で臨むようにしてください!
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