海外留学を考えている皆さん。
語学留学・高校留学・大学留学といろいろなジャンルがありますが、今回は高校と大学にフォーカスを絞って話していきたいと思います。
僕は在籍していたカナダの高校から一度転校しています。
日本も含めると結果3つの高校に通ったことになりますが、その理由と高校選びで考えるべき点などをまとめます。
僕は高校を一度変えた理由
まず、日本の高校に入るにはほとんどの場合、高校受験をして合格しないと入学できないですよね。
カナダの公立高校は(州によっても違うかもしれませんが)校区内の学校にそのままいくことになります。
なので、僕が編入した際も入学試験のようなものはありませんでした。
日本の中学校みたいな雰囲気ですね。
そのため日本でいう偏差値的ないわゆる良い高校・悪い高校というのはない(?)わけです。
そこで僕は「じゃあどこでもいいや」となり、エージェントの人にも「どこでもいいです」という感じで伝えていたわけですが、だんだんと不満が出てきました。
それが…
学校・町が小さすぎる‼
という問題です。
どのくらい小さかったかというと、一つの学年には10人くらいしかいませんし、買い物をするにも隣の「村」に車で行かないと大した買い物ができないレベルです。
なので、最後の高校3年目はもう少し大きな町に転校することに決めました。
高校選びで考えるべきポイント
僕の経験を踏まえて、高校選びで考えるべきポイントをいくつか紹介します。
知っているのと知らないのとでは、進路にも影響するかもしれません。
学校に選択したいプログラムがあるか(IB・APなど)
学校によって受けることができる授業が違うことはもちろん、選択できるプログラムも変わります。
基本的なEnglish, Math, Geographyなどはどこの学校にもあるかと思いますが、DanceやVisual Arts などは担当できる先生がその学校にいるかどうかで、授業が存在するか変わります。
また、プログラムについてですが、国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)という国際的に標準化された単位や、AP Classes (Advanced Placement)というハイレベルな授業は、
全ての学校で提供されているわけではなく、ある程度大きい学校や特定の学校でのみ提供されているという事を必ず知っておくべきです。
それはレベルの高い授業を取れるかどうかというだけではなく、大学によっては高校でとったIBやAPの単位を大学の単位として使うことができ(大体30単位)、実質大学2年生から入学できます。
つまり、1年分の学費が変わってくるのです!
それと、IBは2年間のプログラムなので、最後の1年にプログラムを提供している学校に転校をしてIBを取ろう!という事はできないことを覚えておいてください。
これは僕は転校するまで全く知らず、考えてもいなかったことです。
(ちなみにこれが理由で僕もIBは取れませんでした。)
IBのメリット・デメリットについてはこちらをどうぞ。
公立か私立か
僕は公立の高校にしか行ったことがないので、比較することはできませんが、当然のごとく、公立と私立の高校では、学費がかなり違います。
ネットで調べてみたところ、少なくとも2倍くらいの差はありそうです。
公立に行く学生と私立に行く学生の家庭環境が違うのは簡単に予想できますが、それによってできる友達も変わることも考えておくと良いでしょう。
また、公立では私服で登校しますが、多くの私立高校では制服が導入されています。見た目は日本のものとそんなに変わりません。
これらも学校選びの際の判断に覚えておくと良いでしょう。
学校・町の大きさ
さて、僕が学校を変える理由になったのがこの学校・町の大きさです。
僕自身、「大きな学校に行って100人友達作りたい!」みたいなタイプではないので、始めは全く気にしていなかったのですが、
100人いる中から5人と友達になるのと、10人いる中から5人と友達になるのとでは、意味が違います。
もちろん10人の中からすごく気の合う人が5人いれば良いですが、選択肢が少なくなってしまうと、本当に気の合う人と出会える可能性は少なくなります。
また、町が小さすぎるとやはりやることがなく、飽きが早く来ます。
これを英語・学校に集中できる環境(?)と捉えるか、ただ単に暇な環境と捉えるかは人それぞれですが…
まとめ
海外留学の国選びはもちろん大切ですが、それと同じくらい町選び・学校選びは大切です。
むしろ、大学の単位・学費に影響があるため、学校選びが一番大切と言っても過言ではありません。
知らないことで後で後悔してほしくないので、僕が今回紹介したポイントも留学を考える際に考慮していただければ幸いです。
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